フィンランド生まれの糸Tukuwool Sock とFingeringについて糸レポします。

Tukuwoolは2016年に現在のTitiTyy Oyと統合し、Laine Magazineや数多くのデザイナーによる
パターンにて紹介され、今では北欧で知らない人はいないほど愛されている毛糸ブランドです。

日本ではまだあまり知られていませんが、
実は2019年11月7日に放送されたNHKドキュメンタリーの
「世界はほしいものにあふれている」でも三國万里子さんより少しだけ紹介されました。

Tukuwool Sock
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160m /50g
素材:80%フィンランド産ウール、20%ナイロン
やさしく手洗い
使用針:2.75〜3.5mm
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消して太くはない糸ですが、外国のデザイナーさんに多い、模様編み・縄編みには
とても適していて、模様がくっきりと浮き上がってくれます。

糸の手触りは、ザラザラというかポロポロとしたようで、
ふわふわとはすこし遠いイメージです。
ポロポロと表現しましたが、捻りも強めにかかっていて糸と糸同士が締まりあってくれるので、
編み目がしっかり詰まります。

Tukuwool Fingering
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195m /50g
素材:100%フィンランド産ウール
やさしく手洗い
使用針:2〜3.5mm
ゲージ:10cm角 24〜30目
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Sockよりも少しだけ細く、100%フィンランド産ウールの毛糸です。
100%ウールなだけあり、Sockよりも柔らかく、
また水通しして使用していくともっと馴染みやわらかくなります。

しっかり編むというより、セーターやカーディガンなど、ふんわり編みたいものに
使うとその良さを発揮すると思います。

SockとFingeringを比べるとこのような感じ。
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どちらの毛糸も太い・細い部分など、少々バラつきがありますが、
2種類の糸の太さの違い・捻り具合はなんとなくイメージができるかと思います。


せっかく作る大切な作品の毛糸選びのご参考になると幸いです


———参考———
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